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【マイナビニュース】高次元でセキュリティと利便性を両立!。。。

高次元でセキュリティと利便性を両立!――幅広い用途に使えるディープラーニング顔認証アプライアンス「FRMASTER」

ネットワークカメラで撮影した映像から、リアルタイムに個人の特定が行える顔認証システム。この顔認証システムは従来、顔認証エンジンを核とするソフトウェアなどの要素技術が中心だった。しかし、スマートフォンにも顔認証機能が標準搭載されるようになった昨今、顔認証システムは要素技術から応用技術の領域へと発展を遂げてきている。その中でも、ディープラーニングを使った顔認証、導入の容易さ、汎用性の高さ、優秀なスペックといった観点から注目を集めているのが、FocusWEBのディープラーニング顔認証アプライアンス「FRMASTER」だ。

本項では、この「FRMASTER」の開発に携わった3名に話を伺った。

(左)FocusWEB 代表取締役 山下 貴正氏 (中央)FocusWEB 技術開発本部 ソリューション開発部 システムエンジニア ダン・ニャ ミン氏 (右)FocusWEB 技術開発本部 ソリューション開発部 マネージャー 中村 匠氏
(左)FocusWEB 代表取締役 山下 貴正氏
(中央)FocusWEB 技術開発本部 ソリューション開発部 システムエンジニア
ダン・ニャ ミン氏
(右)FocusWEB 技術開発本部 ソリューション開発部 マネージャー
中村 匠氏

顔認証システムの需要は防犯からセキュリティへ

昨今の顔認証システムは、要素技術から応用技術の領域へと発展を遂げているだけでなく、その利用目的についても変化が見られる。

FocusWEB 代表取締役 山下 貴正氏は「従来は防犯対策での活用が多かったのに対して、近年ではセキュリティ関連の需要が増してきています。たとえば、セキュリティとして広く普及しているICカードの場合、どうしても発行にコストがかかりますし、紛失・盗難時には“なりすまし”のリスクが懸念されます。また、生体認証の中では比較的普及率が高い指紋認証や静脈認証に関しては、接触型のため少なからず利便性が行われるのがネックです。その点、顔認証はスマートフォンへの搭載などにより一般的な認知度が増加したことに加え、技術的な進化で照合精度が向上し、より実用性が高まってきました。認証も非接触で行えるため、これまで相反するといわれてきたセキュリティと利便性の両立が可能になります。指紋認証や静脈認証のように、特殊な読み取り装置を用意しなくて良いのもポイントですね。こうした背景から、セキュリティ分野における顔認証システムの需要が高まっているわけです。実際、弊社へのお問い合わせでもセキュリティ関連の内容が増えています」と語る。

こうした市場ニーズを満たすべく、FocusWEBが開発したのが「FRMASTER」だ。

導入が容易かつ汎用性の高い顔認証アプライアンス「FRMASTER」

FRMASTERの特徴としてまず注目したいのは、ソフトウェア・ハードウェアをすべてワンパッケージにまとめたアプライアンス製品であるということ。

FocusWEB 技術開発本部 ソリューション開発部 マネージャーの中村 匠氏は、「従来の顔認証システムは、PCやサーバに専用ソフトウェアをインストールする方式が一般的で、どうしてもハードウェアを準備するためのイニシャルコストや運用・保守のコストが必要でした。しかし、FRMASTERなら独自のディープラーニングによる顔認証技術により、画像解析から情報登録、照合、検知まで、顔認証に必要なすべての処理をアプライアンスが網羅。ネットワークに接続し、簡単な初期設定を行うだけですぐにご利用いただけます」と語る。コストが抑えられるのはもちろん、ソフトウェアをインストール、設定するための専門知識すら不要というわけだ。

また、従来の顔認証システムが入退室用や防犯用など、それぞれの利用目的に応じて開発されていたのに対し、FRMASTERは多彩な用途に対応できる汎用性と拡張性を備えているのもポイントのひとつだ。API(アプリケーションプログラムインターフェース)による外部システム連携機能を活用すると、たとえばオフィスでは登録者にのみ施設の入室ドアを開錠する入退室管理や、通用口に設置したカメラによる勤怠管理などに効果を発揮。さらに、介護施設で入居者の発見と同時にナースコール通知を行う徘徊検知や、店舗のPOSレジと連動してカードレスでのポイントシステムを実現するなど、規模や業種を問わず幅広い領域で活用できる。

FRMASTERの概念図

カメラ単位で動画記録やグループポリシーにも対応

FRMASTERは、顔認証時の動画記録機能を備えているのも大きな特徴だ。一般的な顔認証システムで保存されるのは画像のみのため、検出時の映像を確認するには別途レコーダーとの連携が必要になる。しかしFRMASTERの場合、検出と同時に60秒間の動画を記録することが可能。これにより、画像だけでは判別が不可能な人物の挙動や行動までチェックできるようになる。

記録された動画の再生模様

また、登録者を階層構造でグループ化できるグループポリシー機能にも注目したい。この機能を使うと、登録者のグループ別管理はもちろん、グループの該当者を検知した際にどのようなアクションを起こすかが設定できる。メールやパトライトでの通知に加え、パトライトの点滅方法やブザー設定、鳴動時間も変えられるため、エリアごとにセキュリティレベルを設けているオフィスや工場などの各種施設で重宝するだろう。

さらに、FRMASTERならではの特筆すべきポイントが、こうした各種設定をカメラ単位で個別に適用できる点だ。これにより、たとえばオフィスや倉庫内のようにウォークスルー状態で登録者以外の侵入監視を行うカメラと、正対状態で認証を行うドア開錠と連動した入退室用のカメラを、1台のアプライアンスで管理できるのである。

カメラの用途により個別の設定が可能

顧客目線で“使い勝手の良さ”を追求

これだけ高機能ながら、顧客目線で“使い勝手の良さ”を追求した開発ポリシーも、FRMASTERの高評価につながっている。

この点について、FocusWEB 技術開発本部 ソリューション開発部 システムエンジニアのダン・ニャ ミン氏は「リーズナブルな価格帯や、さまざまな用途に使える汎用性の高さはもちろんのこと、Wi-Fiルータを扱うような感覚で誰にでも設置できる手軽さを実現しました。管理用のダッシュボードは色や配置を工夫し、直感的に操作できるよう設計されていますし、PCやスマートデバイスなど端末を問わずWebブラウザ経由でアクセスできるのも大きな強みです」と語る。

このようにFRMASTERは、セキュリティと利便性の両立を実現した、今までにない画期的な顔認証システムといえる。

山下氏が「2018年4月には、スマートフォン向けアプリとの連携機能と、アプリ開発用のWeb APIをリリースしました。これにより、スマートフォンとの連携はもちろん、受付業務の自動化や、自律走行ロボットに顔認証機能を持たせるといったことも容易になります」と語るように、FRMASTERは今後もさらなる進化を続けていくだろう。

PC版同様、簡単な操作で登録を行うことができる

現在、顔認証システムといえばBtoBの領域がメインだが、将来的には家や車に設置するようなBtoC領域での活用も十分に考えられる。そんな次世代の顔認証システムにFRMASTERが名を連ねるのも、そう遠い未来ではなさそうだ。